ご自身の病気を正しくご理解いただくことが、一日も早い病状の改善に繋がると信じております。顕微鏡や内視鏡で観察した病変は画像システムを用いて供覧し、分かりやすく説明するよう努めます。
当院では診察(特に局所の観察および耳鼻科処置)の時間が少し長いと思われるかもしれません。それはどんな小さな病変も決して見逃さないという強い意識ときめ細かい耳鼻科処置を丁寧に行うことで不要な薬を減らしたり、少しでも早く病状を改善させるためとご理解ください。もちろん痛みや不快感を伴う処置に関しては麻酔および愛護的な操作を徹底することで患者様の苦痛を極力減らすよう努めます。
例えば一部の難聴、耳鳴り、ふらつき等の現在の医学では確実な治療効果が得られにくい病気も存在します。そういった場合であってもいわゆる西洋医学だけでなく漢方薬等も使用するなどあらゆる手を尽くして少しでも不快な症状を軽減できるよう、出来る限りのご協力をしたいと考えております。
全身麻酔手術や入院加療などより高度な治療が必要な場合には出身大学である奈良県立医科大学付属病院および前勤務先である大和高田市立病院などに迅速に紹介いたします。もちろんその他の施設に関しても可能な限り情報を提供し、患者様の病状、ご希望に応じて最適な施設を紹介させて頂きます。
なお仮に遠方で耳の手術や鼻の手術を受けられる場合でも手術後の術後処置は当院にて責任を持って行わせて頂きます。